2011/10/20

R-15 07

シスターはそう言いながら、自らスカートをたくし上げた。

タブーであればあるほど、彼女の中の女は悲鳴をあげていた。

信仰に身を捧げるより、男に身をささげたかったのだ。

みだらな欲望の炎に身を焦がす彼女の声は、もう天に届かない。

炎を消すには、もうはや彼女自身の聖水しかなかった。

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